《挨拶(あいさつ)は苦手(にがて)》
朝、校門に立って生徒に挨拶をするのはすがすがしい気分である。冬の寒い時期には身が引き締まる。生徒に「おはよう」と大きな声をかけると「おはようございます」と笑顔が返ってくる。厳しい冷え込みの朝に心地よい空気を味わう。生徒の方から「おはようございます」と笑顔で先に言われるときは、朝一番の幸せである。一方、挨拶を返さない生徒もいる。私の声かけに小さく「おはようございます」と返ってくるのはまだよい。何事もなかったかのように通り過ぎていく人がいる。体調が優れないのだろうか。それとも機嫌が悪いだけなのだろうか。
私は挨拶が苦手である。特に手紙や葉書による挨拶は生まれつき苦手で、どれだけ多くの人に不愉快な思いをさせたか分からない。言葉による挨拶も難しい。笑顔と言葉のタイミングがうまく合わない。まして、相手の笑顔や言葉にタイミングを合わせてその場を明るくするのはことのほか難しいことである。不器用なのだろうか。私の挨拶には、どこかピントがずれているような、そんな気まずさと恥ずかしさがいつもつきまとう。
挨拶の効果は私のように苦手な人にはとりわけ大きく感じられる。そこには不思議な魔力がある。挨拶をしようか、しまいか。いつするか。今か、まだか。など、あれこれ考えたあげくに、「エイッ」とばかりに挨拶をしてみる。相手がそれにこたえてくれる。その場を制したような優越感。ブレイクスルーしたような満足感。挨拶が苦手な人ほど、その効果に目を見張る。
挨拶をするように子供の時からよく躾(しつ)けられた人は幸いである。挨拶がすでに身についている人も幸いである。しかし、未だ悩んでいる人には試して欲しい。先出しが勝ち。それは間違いなく挨拶である。「おはようございます。」これを先に言って人生に失敗することなど絶対にない。社会人(人との関係)としてのブレイクスルーがここから始まる。
《ありがとう》
1月8日に都立高校の志願者数が発表されました。日野高校は女子が3名定員を割っていました。一人でも多くの生徒に来てほしい!そんな気持ちを強くして1月17日と24日に個別相談会を実施しました。17日は21人、24日は9人の中学生が来てくれました。二日ともとても寒い日であったにもかかわらず、これほど多くの方に日野高校の魅力を説明することができたことに喜びと感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。
都立日野高校
校長通信
平成21年1月26日
第2号