都立日野高校
校長通信
平成21年11月9日
第17号

《七生特別支援学校》
 本校が七生特別支援学校と連携を始めて10年になるという。6日(金)に私は始めて七生特別支援学校を訪問した。「第二回 特別支援学校に在籍する児童・生徒の理解教育・交流教育連絡会」という会議である。特別支援学校は研修などで訪問することは過去にもあったが、今回のように「当事者」として参加したのは始めてである。
 当事者意識をもって参加すると、特別支援学校の取り組みが今までの視察や研修とは違ったものに見えてくる。特に、本校との10年来の連携が互いによい影響を及ぼしあって、交流事業が徐々に発展している様子がよく分かった。会議の場では、七生特別支援学校が今年度実施した交流活動の大部分が日野高との交流であることもわかった。交流は生徒会行事として始まったようだが、いまでは生徒会だけでなく、いくつもの部活動が交流している。ダンス部やバドミントン部の交流場面が映像で紹介されたが、今年度からはソフトボール部(女子)も交流を始め、とても喜ばれたという。また、今年は体育祭の綱引きに七生の生徒も参加する予定だったが、あいにく、「雨の体育祭」となったために見学だけにしていただいた経緯がある。今年の文化祭では七生のコーナーを始めて設けて作品展示を行ったところ、どの作品も好評で、来校されたお客様から購入したいとの申し入れが数多く寄せられたと聞いている。今後の部活動の交流としては14日(土)にダンス部が七生の表現活動部と多摩社会教育会館(立川)でダンスをコラボで披露する。発表に向けてお互いに双方の学校へ出向いて何度も合同練習を実施した。午後2時55分から10分間にどんなパフォーマンスを演じてくれるか楽しみである。応援できる生徒は是非、行ってみよう。
 10年前に交流事業を立ち上げた生徒会役員の皆様には心から感謝申し上げると共に、現在の生徒がそれを引き継ぎ、発展的に継続していることを率直にうれしく思う。日野高生の暖かい思いが地域に根ざしている実感が湧いた日であった。
《小さい親切・大きい感謝》
 10月22日のことだったと思うが、立川警察生活安全課から学校へ電話が入った。日野警察にはグローブの件をはじめ、とかくいつもお世話になっているが、立川警察とはいったいいかなる事態か、と思ったところ、「お礼の電話」と聞いてほっとした。それにしてもわざわざお礼の電話をいただくとはどんなお手柄をあげたのだろう。
電話によると立川市にある錦第二公園で地域の方々が落書きが多いということで集まっていたところ、通りかかった日野高生数名が掃除をしたり、水を流したりして手伝ってくれたという。生徒たちは特別の思いで手伝ったというより、成り行き上、なんとなく手伝ったようだが、このような気負いのない親切ほど相手の感謝の気持ちを大きくさせることがある。自己主張する親切は時に疎まれるが控えめな親切ほど安心を与えるものである。日野高生の小さな美徳ではないだろうか。

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